秋色に染まるカタルーニャ。VicのCabreraへ
冬時間に移行して秋の夜長の11月となりました。夕方6時には暗くなるこの季節、気持ちがとても落ち着きます。夜の帳が下りた部屋で、チェット・ベイカーを聴きながらPCに向かう、私の一番好きな季節です。完璧な晩秋の夜を感じるには、まだ少し気温が高すぎますが。特別なことをするわけではないけれど、クリスマスが近いというだけで、何だか楽しみなことが待ってるような気がするし。何はともあれ、私の好きな11月、秋の味覚とともに楽しむことにします。11月最初の日曜日、山歩き初心者のカップルと山歩き。Sant Julia de Cabreraに車を停めて。メセタの山の上のSanta Maria de Cabreraを目指します。霧に濡れた葉っぱを踏みしめて、深呼吸すれば、呼吸器官はスースーと大喜び。これに勝る健康法はないと思うのです。日本の紅葉にはかなわないけれど、赤い葉、黄色い葉、茶色の葉っぱ。贅沢な秋色100%のお山に、友人達も嬉しそう。彼らと知り合ってから約30年。思い出話、家族の話、カタルーニャの話など、話題は尽きず、足取りも軽く、この話、前に聞いたことがあるな...この話、前にしたことがあるな...そう思いながらお互いの話を反芻するのは、それはそれで楽しいもの。どこを切り取っても絵になる風景。往路は初心者にはちょっと手厳しい岩よじ登りの箇所もあって、彼女はちょっとすねたけど、無事、山頂の教会に到