行きはよいよい帰りは恐い。日本人観光客のスペイン入国はOKになったものの・・・

バレンシア

スペインでは、5月24日より日本からの渡航者はPCR検査の陰性証明書も隔離もなしで入国できることになりました。この発表があった時に、SNSで「やったー!!」「これでスペインに行ける!!」などの喜びの声を多々見かけたのですが、いえいえ、そんなに甘くはないのです。
確かに、スペインにはノービザで入国できるようになりました。でも久々の海外旅行をスペインで思い切り楽しんで、日本に帰る時が大変なのです。
今日現在での話になりますが、スペイン出国前72時間以内にPCR検査を受け、医師に日本政府指定の陰性証明書に記入をしてもらわないといけないのです。一見簡単そうに思えるかもしれませんが、在住者でも必死です。たいてい検査結果が出るのは翌日、それから証明書に記入してくれる医師のところに持って行かなければいけません。検査も医師も事前に予約が必要。また、医師には前もってしっかり説明をしておかないといけないのです。証明書には医療機関のスタンプが必要ですが、スペインでは持っていないところもあるとも聞きました。もし帰りのフライトが月曜日だったりしたら、土日にことは進みませんよね。観光で来た方がこれをクリアすることは、かなり難しいと思います。実際、家庭の事情で急遽日本に帰らないといけなくなった友人は、知り合いの医師に頼んで証明書を書いてもらうしか方法がなかったそうです。

©TVCB, Valenci

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