摩訶不思議なバルセロナの踊る卵「L’ou com balla」
6月の上旬に行われるCorpus と呼ばれる聖体祭では、バルセロナ市内で踊る卵=ダンシング・エッグ "L'ou com balla" を見ることができます。
Corpus/聖体祭の日はその年によって変わります(バルセロナでは祝日になりません)が、
カテドラルをはじめバルセロナ市内の20ヶ所近い教会や庭園で、ちょっと謎めいた踊る卵「L'ou com balla」を見ることができます。
教会の前にお花でデコレーションされた祭壇、そこから噴き上がる水の上で卵がクルクルと回る摩訶不思議な光景。
なんともシュールなこの卵クルクルは、600年以上も続くバルセロナの名物行事。
その起源は諸説あるそうで、アラブ由来のイベントだとか、イタリアから伝わったとか、陽が高くなるとともに迎える生命の生殖能力のピークを卵・噴水・花で暗喩しているとか、様々な説が謳われています。
ちなみにこの卵の中身は空っぽ。とても軽いため水の上で華麗に回転することができるそうです。
踊る卵のほかに、美しいお花の絨毯も見ることができます。
【参考にしたサイト】
El misterioso origen de 'l'ou com balla' | Cultura Popular
https://www.barcelona.cat/culturapopular/ca