夏のスペイン旅行ヒルネノススメ

バレンシア

スペイン人が怠け者だという話の例になる"シエスタ(昼寝)"。私が住む田舎町では、チェーン系のスーパー以外の商店は午後1時半から5時までは長い昼休みでどこも閉まってしまいます。実際には昼食を食べた後にベッドでぐっすり眠る人は意外と少なく、ソファで短時間まどろみながら休憩する人の方が多いそうですが、いずれにしても日本人から見たら驚く習慣ですよね。
この"シエスタ"は、スペインに住んでみると夏場は必要だなと思うようになりました。特に、夏にスペイン旅行にくる皆様にはぜひ採り入れていただきたい習慣です。
というのも、夏のスペインは日が暮れるのが遅く、夜の9時を過ぎてもまだ明るかったりします。また、レストランの夕食時間は一般的に8時半から9時にスタート。食事をしてホテルに戻ったらもう日付が変わっていることもあります。それでも観光スポットは朝9時や10時から開きます。ただでさえ暑いので、朝から夜まで精力的に観光や食事を楽しんでいたら、数日で夏バテしてしまうことでしょう。

©VisitValencia
<スペインの日差しは強いので日焼け止めを塗ることもお忘れなく>
そこで、昼食の後はホテルに戻ってひと休みすることをオススメしたいのです。私の住む町では昼食時間から人影が消え、7時頃になると急に人が外に出始めます。買い物や散歩、テラスでのビールやコーヒーなど、思い思いの夕暮れを楽しむので

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