2年連続中止になったセマナ・サンタ(聖週間)のプロセシオン(宗教行列)。
コルドバでは、マラガやセビージャ(セビリア)ほど有名ではありませんが、セマナ・サンタのプロセシオンは1年で一番大切な行事のひとつなので、中止だと決まったときは多くの人が悲しい思いをしたに違いありません。
そのセマナ・サンタの聖木曜日に、パティオ祭りのルートになっている一部のパティオが一般公開されたので見に行ってきました。
聖木曜日をパティオで祝うという伝統(Los Patios en Jueves Santo)
実はこの聖木曜日に一般の人たちがパティオで祝うというのは、1920年代にコルドバのSan Lorenzo地区とSanta Marina地区に深く根付いた伝統だったそうです。
人びとはまずプロセシオン(宗教行列)に行き、その後、祭壇があるパティオへ行き、聖木曜日を祝っていたといいます。
現在はその習慣がなくなり、パティオと言えば世界無形文化遺産にも登録されている5月のパティオ祭りが有名ですが、今年はパティオ祭りが100周年を迎えることを記念して、当時の聖木曜日の形が復活しました。
10のパティオが一般公開され伝統が復活
5月のパティオ祭りは約50のパティオが一般公開され、2週間に渡って開催されますが、この聖木曜日には、La Axerquía地区にある10のパティオが公開されました。
かつては、人