ボンジュール、霧のLa Fruitière
嵐がきそうな天気予報でも、行く先々でお日様が顔をだしてくれる、晴れ女と晴れ男です。お天気だけ、お天気だけはいつも私たちの見方です。今回もそう。出発前の天気予報では一週間毎日雨の予報だったのに曇り空だったのは2日目だけ。後は晴れ過ぎてしんどかったぐらいです。2日目の山歩きは、当然のごとく、曇り空と小雨が良く似合うLa Fruitièreへ。1.349m地点から1.802mのRefuge d'Estomまで。往復12km。以前は、ピレネーならせめて2.000m越えじゃなければ物足りなかったけど、最近は針葉樹の山道を歩く1500m地点ぐらいの山歩きが気持ち良いと感じるようになりました。挑戦するような歩き方ではなく、無理をせず、とーさんと話をしながら歩けるような山歩きがちょうどいいと感じるお年頃になりました。Powered by Wikiloc曇りの日には幽玄の世界となるFruitièreが、いい感じに曇ってきました。同じような考えの人もポツリポツリといるようです。山の中ですれ違いざまに交わす「ボンジュール」は、フランス側のピレネーにいる証です。あれ?今の人、もしかしてスペイン人だった?ってこともあるけれど、再確認するような野暮なことはしません。天狗が顔を出しそうな、もしくは森の妖精が出てきそうな霧の中、肩の力を最大限に抜いて、吐く息に気持ちを集中し、次の一歩を着地させる地点を確実に読み取