時々、プロフィール欄に見かける「私はスペイン語の先生です」という文。
日本人でもたまに「日本語の先生をしています」と書いたり、言ったりしている人を見かけるので、日常生活レベルではあまり気に留めていないことなのかもしれません。
ただ、やはりオフィシャルな場や面接などで、
「スペインで日本語の先生をしていました」などというと、「えっ?本当なの?」と思われてしまうでしょう。
先生とは?
先生という言葉は、相手に対して尊敬の気持ちがあるから使う言葉であって、決して自分自身に「私は先生です」とは言いません。
小学生などの子供を対象に、
「先生は、朝5時に起きて読書してるんですよ~」などと、自分のことを先生と呼ぶことはありますけど、これは両親が子供の前では自分のことを「お父さん」「お母さん」というのと同じですよね。
第3者と話すときに、自分のことを「お父さんは…」とは言いません。
なので「私は長年、先生をしております」なんていうと、長年、何を教えてきたの?と思われてしまっても仕方がないでしょう。
教師とは?
では、何ていうの?というと、職業として何かを教えるひとは「教師」なので、
「私はスペイン語の教師です」が正解。
ただ、
「私は生け花の教師です」
「私はサルサダンスの教師です」
「私は絵の教師です」
とは、普通は言わないですよね。
日本語では職業をストレートに言わない?
そんな